本当に突然でしたが、タンガラとお別れしました。前々からある程度は覚悟をしていたのですが、やはり寂しいものです。で、なぜ手放すことにしたかというと、それはあるメールから始まりました。

『チンクエチェント博物館が所有していたセアトが売りに出されるらしい』

ん〜ぱぱさんが燃え出しました。見に行こう！！本気とは思っていなかったので、いっしょに見に行くことにしました。でもやはりというか、当然というか・・・ぱぱさんは本気だったのです。要するに、日々乗るクルマが全部ATになってしまったので、ぱぱさんはMTで遊びたくなってしまったのです。・・・来たかぁ・・・まあ、この流れもある程度、想像はしていました。でも、ままさんとしては譲れません。これ以上どう考えてもクルマを増やすことなんて出来ません。するとぱぱさんは『セニックをいんでんさんにお返ししようかなぁ・・・』などと言い出す始末！ここからままさんは反撃しました。『家族みんなで快適に乗れるクルマが欲しいからエクスとセニックを交換しているのでしょう？おかしいんじゃないの！！どうしてここでエアコンのないクルマに戻ろうとするの？』エクスを手放すことなんて出来ないと行って、ずっとごねていたままさんが『とりあえず2年間限定の交換』ということならばということでセニックと交換しているのです。セアトじゃぁ、エクスとかぶりまくり！が、そこでただ『やだやだやだ』と言っているだけだと『ままさんのせいで欲しい車がいつも買えない！』と言われてしまうので、こちらも冷静に、そしてある決断をしたのです。

『手放すならば、タンガラ。あれは２人しか乗れないし、もうすぐ車検だし、どうせ乗れてもあと半年か1年・・・』

タンガラは4ナンバーのため排ガス規制に引っかかるのです。Tairaさんちは西加茂郡三好町というところに住んでいます。郡なので、大丈夫と思っていたのですが、名古屋市と豊田市に挟まれた土地の為例外的に特定地域に該当してしまうのです。くすん・・・

ぱぱさんもこの発言にはびっくりしたようです。『いいの？』『仕方がないでしょ。でも、それだけじゃお金が足りないからバイクを1台出すのも条件ね。』今度はぱぱさんが悲しい顔です。でも、ぱぱさんはすぐに行動開始。買ってくれそうな、譲るならこの方と思っている方へメールを送ります。でもバイクはどうやら売れそうもない様子。タンガラはすぐに返事が来ました。その後シトロエン関係の掲示板でうりたし情報が流れ、すぐに手を挙げてくれた方がいました。でもバイクがだめじゃぁ、無理なのです。結局セアトはあきらめることにしました。そしてタンガラとお別れする話しだけが進んでいったのです。

4月6日、前日のお天気とうってかわって、きれいな青空。風邪は少し強いですが、気持ちのよい日です。この日実はお昼からままさんはお出かけでした。午前中に軽く洗車したら、少しきれいになりました。新しいオーナーのSACHIOさんはお昼過ぎ1時か2時頃見えるそうです。最後のお見送りはできないなぁと思っていたら、タンガラで出かけて、途中で抜けて来たら？とぱぱさん。今日はおつき合いバーベキューなのです。たしかにそれならば抜け出す口実もあるし、何より最後に乗れる・・・

最後のドライブをしました。距離はほんのすこし、往復しても1kmにもならないくらいですけど・・・

お出かけして1時間も経たずに携帯が鳴りました。すぐに帰りました。タンガラでとことこ戻ると、ご一行様でお出迎え。なんだか受けてます。ごめんなさい。来ていきなりクルマがなくてびっくりしたよね。ごめんなさい。でも、なんだか最後によいお天気の中のドライブ・・・大切な時間。それから、いろいろ楽しいお話をいっぱいして、そしてしばらく後に、タンガラとBXと連なって出発。ばいばい〜〜かわいがってもらってね。

タンガラが行ってしまったあと。我が家はしんみりでした。ままさんはともかくパパも妙にしんみり。『いつもはしんみりする前にお喜びがあったけど、今回はいなくなるだけだから・・・』とぱぱさん。なるほどね。２人でぼそぼそ。『キャトルの車検をとろうか・・・縦さんでもいいよ。登録してあげようね。あれもどちらもMTだし。エアコンも効きそうよ。パパが乗っていいからね。』そんなお話をしながら・・・

そして続きは・・・やはりあります。別ページ(!)で・・・こちらから。