目  次


1.Twingo easy to busy?

2.Twingo easyのこと

3.作業開始

4.予備検査

5.お引き渡し


Last up date 2002.3.29

1.Twingo easy to busy?

さて、トゥインゴは平さんちのクルマではありません。が、今回車検取得まで面倒を見ることになりました。また、普通はそれはたいしたことではないのですが、今回に限っては・・・聞くも涙、語るも涙ってかんじでホント苦労しました。せっかく苦労をさせていただいたので、ぱぱさんの体験談を『楽しい笑い話』として、ままさんが解釈して語ります。今回はそんなお話です。


2.twingo easyのこと

さて、ところでトゥインゴのイージー知っていますか?オートマ限定免許で乗れます。クラッチペダルはありません。んじゃオートマチックかしら?でも、シフトパターンはオートマのそれではなくて、日頃なじみのあるマニュアルのシフトです。運転するときも、自分でシフトチェンジします。オートマは勝手にしてくれるでしょ?イージーは違います。しなくても大丈夫かといえば、しないとだめです。1速はやはり1速であって、ずっととのまま走ることはできないのです。またシフトチェンジをするときはちゃんとアクセルを戻さないと行けません。そう、ホントにマニュアルのクラッチペダルがないだけ。そんなくるまです。

機構的にはどんななのでしょう。

AT(オートマチックトランスミッション)とMT(マニュアルトランスミッション)は全く違います。(どこがどう違うか説明できないのがつらいところ)形も違うし。型式も違うのかしら?トゥインゴイージーはクラッチペダルを踏む操作を代わりにポンプが行います。シフトを切り替えたときにポンプが作動してクラッチを踏むのと同じ操作をくるまがしてくれるのです。このトゥインゴ、このポンプが壊れてしまったくるまだったのでした。そこで、ぱぱさんをはじめとするいつものルノーなお仲間は考えました。『これ!マニュアルにしちゃおう。』そこでオーナー候補に挙がったのはその場にはいないまふねさんでした。まふねさん抜きで、話が進み段取りまですませてしまったのです・・・まったく・・・

まふねさんが快くOKしてくれて、ぶじにTwingo easy to busy?製作が始まるのです。


3.作業開始

作業を開始するにあたり、部品手配はすべてまふねさんが行いました。届いた部品をぱぱさんがつけていきます。まずはクラッチペダルをつけるところから。なぜなら、移動すらできない状態だったので、何とか自力で動く状態にしたかったのです。壊れたポンプをはずし、ペダルをつけてクラッチがちゃんと切れる状態にします。このお仕事1日で何とか終了。もう見た目はすっかり普通のマニュアル車です。周りはもうすっかり完成した気分。でも、『ここから』だったのです・・・

クラッチペダルを踏む代わりにポンプが動くということは、動け〜!!と言う命令があるのです。電気配線。エンジンをかけるときにギアが入っているかどうかなどを調べる信号もあるようです。ECUもだまさないといけません。いろいろ当たったのですが、回路図だけは手に入りませんでした。インパネをはずして、配線をいちいちチェックして、必要な電気配線を探す必要性がでてきました。う〜む。大変です。

もし、くるまやさんであれば、今後この経験をいかしてTwingo製作をしているかもしれません。でも、たとえぱぱさんがそういったことで生業をたてているとしても、きっとこの作業はしないでしょう。大変という意味はもちろんあるのですが、大事なところはそれ以外のところです。

重作業ってどんなことを思い浮かべますか?エンジンをおろすことってすごく大変なことだと思いますか?足回りをばらす。ブレーキのオーバーホール。ミッションをばらす。などなど。

クルマに関してどんな物でも壊れますから、ある程度のスキルは求められますが、どんな故障修理だってできるはずです。今回は修理ではないところがポイントなのです。

今回の作業はこれらとは全く違います。何が違うかといえば、『メーカーがぜったい想定していない作業』と言うことです。もっといえば『メーカーからみてぜったい行って欲しくない作業』なのです。こういった作業はたとえば手間はたいしたことがなくても、かなりのリスクがあります。もちろんメーカーからの反応も冷たいし。プロならば。リスクを自分が背負って行くこともできるかもしれませんが。プロ以外の方がeasy to busy作業をすることはおすすめできません。

ちなみにぱぱさんの作業場では・・・本職ではありませんが、そのまま整備工場が開けるぐらいの設備が整っています。(恵まれてるの)決して青空整備っていうわけではありません。でなければこんなこと出来ません。

さて、回路図など資料のない中で、手探りで作業が進みます。ここを変えればうまくいくか!と試すと、別の不具合が発生します。

結局ほぼ1ヶ月の土日を費やして、無事Twingo easy to busy号は完成しました。ベルト諸々の交換・調整もして初期化もばっちり。

さあ次から、やっとままさんの登場なのです。


4.予備検査

MTFの時にまふねさんがエクスに乗ってやってきて、twingoで帰る。もう残すは1週間。この1週間で予備検査を通さないくてはいけません。んでもって、そのあとは仮ナンバーを借りるために車検証をまふねさんの元へ送らないと。のんびりしていると、間に合わなくなってしまいます。3月12日(火曜日)この日に予約をしました。がんばって予備検査を通すぞ!!

さて、月曜日、この日に役場へ行って、仮ナンバーを申請します。そしてその足で岡崎に出向き、まずはお勉強会。ウインカーでしょ。ライトでしょ。ワイパーでしょ。ハザードにボンネットの開け方。発煙筒も置いてあるし。ボンネットを開けて、車台番号の場所をぱぱさんに教えてもらって、そのあと。エンジン型式の記載場所。これが発見できなかったのです。見あたらない。銀色のプレートを指さし『これじゃないの?』とぱぱさんに聞くとこれではないとの返事。結局『検査官はプロですから探してもらいましょ』ということで落ち着きました。予備検査は印鑑証明とかそういった書類は必要ないみたいでした。ちょこっと不安でしたが、まあ何とかなるでしょ。

さて当日。車検場に向かいます。予備検査の書類を一式購入し、点検整備簿が事前に用意できなかったので、その場でままさんが書き込みます。もちろん整備はばっちりですから。大丈夫。(そういうもんだいではない?)んでもって、廃車証をみながら書類を埋めていきます。なんだかわからないところがあるなぁ・・・で窓口で聞いてみると、結局は次のオーナーの名前を書けばいいとのこと。が〜ん書き直しです。前オーナーはshopで譲渡証があるけど、まふねさんの委任状とか印鑑証明とかそういうのなんにもないけど大丈夫なのかしら・・・せめて認め印ぐらい借りておけば良かった・・・とりあえず、印は無視して書類を作成。とりあえず形は整ったのでOK。次はラインです。

ラインに並ぶと検査官の方がまずウインカーやら、ライトやらのチェック。『エクスと同じだから大丈夫』とぱぱさんから聞いていたのだけど、最近私エクスに乗っていないから、はっきり言って間違える間違える。ライトといわれたらワイパーを動かすし。( ちなみに日頃乗っているパンダでも間違えます。気にしないの。)ところが、フォグランプは聞いていなかったので、困りました。ふぉぐらんぷ〜?どれ?検査官がのぞき込んでこれじゃない?とのことで押してみました。『okです。』良かった。

ボンネットを開けて、車台番号の確認。エンジン型式。探します。探します。ない〜そして『下回りチェックの時にエンジン型式調べてもらってね』といわれてしまいました。ぱぱさんの言葉が思い出されます。エンジンの下アンダーカバーがきっちりあってぜったいみれないって・・・

さて、ラインそのものはうっかりサイドブレーキの『ひく』というのを見落としてしまい、もう一度やり直し。(その場で2回は挑戦できます。ブレーキとスピードメータ検査は)んでOK。スピードメーターはうっかり1速で始めたものだから、40kmにとどかないの。仕方なしにシフトチェンジ。するとデジタルメーターをみると30kmぐらいだからそろそろと思ってボタンを押すと、ちょうどそのとき表示は51kmに・・・えっ?もぅデジタルメーターは難しいよぉ。でもなぜか合格。ところがライトで落ちてしまいました。くっすん。

その後下回り検査。エンジン型式のお話をすると、『右側面』といいながら上に上がってきて必死にみています。そしてその後、『測定ラインはもっと詳しい資料があるからそちらで調べてもらって』う〜むやはりわからなかったか。で次は測定ラインに並びます。

でどうなったか。測定ラインのお兄さんも探します。ない〜ない〜で、私の顔を見て、変えていないよね。こんなの変えないよねぇ・・・とりあえずぱぱさんは変えていないよ。エンジンは。でも前オーナーのことはわからないし、元気にハイと答えられないじゃない?で、私もにっこりほほえみます。よし、だいじょうぶ。大丈夫。ということで合格です。やった〜

『あぁ、ライトが落ちているね。ライトだけもう一度通してきてね。』その後テストセンターに走って調整をしてもらいました。『ライト落ちちゃったのでお願いします。』というと、にっこりと調整してくれました。その後車検ラインも今度は合格。良かった。その時もうお昼休み直前でした。お昼休みになる前に済ましたい。駆け足で、書類を提出します。あとは予備検査証をもらうだけ。すると。『たいらさ〜ん』とお呼び出し。『これ、まふねさんの自筆?』『えっ?』と答えると、『まふねさんのハンコ持ってる?』『いえ』『これ、自筆だよね?』『えっ?』『自筆だよね!!』『あっはい!』ということでめでたく予備検査証を手に入れることができたのでした。やった〜!そうそう、もちろん『自筆』ですョ!ね〜

結構疲れた検査になりました。

その後書類も発送し、あとはまふねさんを迎えるだけ。楽しみです。


5.お引き渡し・・・かわいがってもらってね。

ほら見て〜このステッカー。まふねさんの自作です。(まふねさんデザイン、にしぐちさん製作だそうです)

busy号、気に入ってただけたようです。うれしい〜。

予備検査の時運転しましたが、なかなか良い感じで、見た目のイメージとは違い、中も広いの。いいですよぉ。

その後伊勢まで走り。MTFに参加後は前橋まで、無事に走りきりました。よかった〜

かわいがってもらってね。

 


inserted by FC2 system